今日が生まれ変わるセンセイション

今わたし達が 駆け抜ける毎日も 懐かしくなるのかな

感想を書かずにはいられないな

どーも、実写の映画を見に行ったのは数年ぶりかも、管理人です。

それがこれかよ。

これでよかった。

 

咲-Saki-劇場版の話。

実写の方です。

アニメの方も、全国決勝までやれることになったら劇場版とかやるんかな。

尺、足りないな。

 

ということで、咲の実写映画を見に行きました。

一言で言うと、非常に面白かったです。

普段この手の感想を書くのは非常に下手と自覚があるので書かないのですが、今回ばっかしは見てほしいので書きます。

※ネタバレ‥というか、原作に即したストーリーなので、ストーリー面の中身を記述しています。原作を読んでいる人は大丈夫だと思います。

 

ちなみに自分は、原作漫画(本編と阿知賀編は読んだ、シノハユは読んでない)とアニメは見てて、麻雀は殆ど知らないみたいな知識です。

 

咲の実写化プロジェクトのページはこれです。

www.saki-project.jp

今見たらトップ絵変わってる気がするなこれ。

 

どういう話

この実写版咲は昨年12月にドラマを4話、今年1月に特番を1回放送してからの劇場版になっています。

ストーリーは、ドラマ4話の方で咲の麻雀部入部~合宿までを描いています。この辺は正直イントロダクションであり、「なるほどこういう感じのドラマ/演出なんだな」と把握してもらう感じのお話です。

特番の方は長野県予選決勝で当たる3校の紹介です。

咲の特徴として各校のメンバーたちの絆、それに至る背景といったものがあるので、そのエピソードを交えながら対戦校を紹介する、と言った構成です。

 

そして劇場版は長野県予選決勝から話が始まります。

 

原作の再現度

漫画原作の実写化で面倒くさいオタクが一番気にする点は「原作に忠実かどうか」です。

じゃあこの作品はどうかというと、めちゃめちゃ忠実です。

制服が忠実すぎてコスプレに見えてしまうほどです。

まあ、コスプレAVだろこれwwwwって言ってる人は取り敢えず劇場版を見てきてから発言してほしいものです。

話逸れました。

細かい台詞回しと一部シーンが異なったりカットされている程度で、誰が和了っただのこの人の能力だの成立役だのは完全に同一だと思います・・多分。

ただ、110分弱の尺に決勝戦をまとめている(アニメでは11話使ってます)ので、結構バッサリ行ってるシーンもあります。やはり先鋒~中堅あたりの尺が短くなってしまうのは仕方ないですね。

しかし漫画における名シーンはほぼ全て完備してました。これは本当に凄かった。

キャラクターに関してもあの気発なキャラクター群を頑張って再現しようとした努力の跡が見られます。

キャスティングの要素に声もあったのか、特に片岡優希と東横桃子の声には眼を見張るものがあります。

特に片岡の方はアニメ版の声優が釘宮というなんとも難しい中、ものっそいドラマの方でも釘宮声にかなり近い感じで喋っています。

身長ばっかしはどうしようもないのですが、片岡の身長が他4人より高いのは流石にちょっと違和感があります。しかたないね。

あとは胸のサイズとかどうすんのって言う疑問は咲の原作読者なら誰しも感じる部分ですが、まあ原村和以外は特に考えられていません。まあそうだよね。

ちなみに原村和を演じる浅川梨奈さんはFカップ?(非公表)だそうです。なるほど。

ので、和だけは制服が少し小さいサイズを使用していたりするそうで。

他も非常に頑張っています。

特に鶴賀学園は5人共結構な再現度を感じられ、演技も含めて非常に良かったです。

福路さんの目はもう少しどうにかならなかったんだろうかと思うこともあります。

演出面

演出面もおそらくアニメの咲をだいぶ意識したような感じで、でもエフェクトは控えめです。

それでも「ネタバレ」の演出は結構ガッツリあって笑いました。

決勝でも天江衣の異様さみたいなのがしっかりと感じられていい部分でした。

ただ、110分の大部分が1部屋のなか、しかも雀卓を囲んだ状態のシーンで構成されているのでそのままだとダレること必至です。

そこで咲では定番中の定番、過去回想もふんだんに使用されています。

あれ?これはドラマのときの流用かな?って思っても、追加シーンが有ったりで侮れません。

特に「ネタバレ」の回想は良かったですね。ああ良かった。

演技もものすごい麻雀の練習をしたんだろうなあというところは伝わってきます。それでも拙さがあるようにみえるかもしれませんが、冷静に考えましょう。彼女らは高校生です。

ただ、部長のアレとか和のアレは面白かったですね。練習したのかな。

実写における咲の良いところ

アニメよりも実写の方が勝っているのではないかと思う点に、「ヒューマンドラマ性」があると考えられます。

やはり実際の人間が涙を流している姿にはグッと来るものがあります。

これは決してアニメで見る涙にグッと来ないわけではないです。

しかし咲のメインは絆であったり、青春であったりすることで。

3年生は最後の大会だから負けられない、後輩たちは先輩をインターハイに連れて行ってあげたい、そんな気持ちを各シーンで見ることができます。

決勝戦終了後のシーンは特にそうで、実写ドラマだからこそのような目の動きや手の動き、空気感といったものが伝わってきます。

特に池田

池田は本当に良いです。決勝戦の池田の「ネタバレ」のシーン、ちょっと泣きました。

そういったアニメとは少し違う、青春スポ根のような視点(これはアニメにもあるけど、実写の映画のほうがその色が強い気がします)で見てもらえると決勝戦における各校の熱い思いが伝わってくると思います。

自分も最初は池田とか天江衣とか出てくるたびに笑ってました。でも最後の方では一切そんなことを忘れて彼女らの戦いに手に汗握るばかりでした。

バランス

劇場版の咲を見て思ったことは「バランスが取れている」ということです。

この手の実写映画って、キャスティングだけ豪華でも駄目だし、脚本が良くてもキャラクターが原作とかけ離れていると別物になりかねません。

咲は笑ってしまうほど妙にキャラクターを再現しています。

文堂とか絶対常に細目にする必要はないと思うし、ドム深堀も妙に体型をでかくする必要もそこまでないような気がします。

でもそこはできる範囲で、限界まで再現してもらっているからこそですね。

そしてそのキャラクターたちから決勝戦の熱い展開が始まると、その人らで笑っていたことも忘れて見入ってしまいます。

キャラクターの再現度がそもそも高いからこそ、名シーンなり名言なりも非常に映えます。

大将戦の「ネタバレ」とかは本当に良かった。また、決勝戦オーラスは必見です。

そのような感じで、「絶妙に面白い再現性」と「熱い展開」がきれいに合わさってダブルで楽しめる作品になっているわけです。

ちなみに最初に笑っていたキャラクターたちも、貶しているわけではなく、あのキャラだったからこそ後半の熱い展開を出すことができたと見た後は断言できます

天江衣

天江衣を演じているのは菊池麻衣さんという子役です。

11歳です。

やはり声には小学生感が残っています。

すごいオーラがあるように顔を作って振る舞っていますが、やはり小学生です。

果たしてこれは天江衣なのかどうか、自分も少し考えました。

福原香織さんの天江衣のほうが天江衣なんじゃないかと思ったりすることもあります。

多分、両方正解なんだと思います。

アニメの方は「大人が小学生の役の声を出している」で、

実写の方は「実際の小学生」です。

実写の方の天江衣も、言動自体は健在ですし、あの能力もバンバン出ますし、強いのですが、やはり小学生なんです。

アニメの方は一応高校生‥というか、とてつもないパワーを持つ実際にはウン千年生きてんじゃねえかと思う人と思うところがあります。

でもどっちも天江衣なんです。

なんかこれは文章で説明しづらいですね。

少なくとも、自分は実写の天江衣に納得がいきました。

それで、非常に良いなと思うようになりました。

やっぱこの部分は、実際に見てほしいところです。

まとめ

まとめると、実写版咲の劇場版のすごいところは

・キャストたちが全力でキャラクターを再現し、全力で麻雀をやっているところ

・原作読者も満足の演出と過去回想のはさみ方

・実写だからこそより感じられる青春さ

・天江衣

他にも色々ありますが、12000字になっても困るのでこのくらいにしておきます。

 

ちなみに、パンフレットはキャストコメントが載っていますが、Webサイトに有るものと同一だったので、完全に最高と思った自分みたいな人以外は買わなくてもいいかもしれません。

 

それでは~